
以前、「嫌われやすい人」はシェアハウス暮らしが向かない、と考え、それを記事にまとめた。
【別記事】「シェアハウス暮らしが向かない人とは「嫌われやすい人」!?理由はコレ!」
「そういえば融通が利かない人も向かないな」と思えたので、理由などを徒然なるままに語っていく。
シェアハウス暮らしを検討中の人も、「融通が利かない」と言われた経験がある人も、ぜひ目を通してほしい。
目次
頑固で柔軟性ゼロだった知人の話
ここでちょっと昔話を。
2010年代の頃に知り合った人の話。
その人は某シェアハウスから早々に退去せざるを得なくなった人物で、今振り返ると「融通が利かない人」でもあった。
問題点を指摘されても、それを問題とは思わず反論して、できるだけ自分の希望や方針を通そうとした。
シェアハウスに住んでいるときもそうだったようで、たとえばご本人は毎日少なくとも二度、洗濯をしていた。洗濯後は乾燥もしていた。洗濯機も乾燥機も、その家には一台しかないのだが。
案の定、入居から間もなく管理員から、その点を指摘されてしまう。
「他の入居者から『洗濯機と乾燥機を使いすぎ。他の入居者が使えない』との苦情が出ている」と言われのだが、ご本人は「ではいつ洗濯すべきか。適切な頻度や曜日はいつか。ルールを教えてほしい」等と強気に回答。
その後も自分のやり方を貫こうとした。
当然、希望は通らず、習慣を変更せざるを得なくなったわけだが。
まぁ、ソレもアレもあって、ご本人はある日、シェアハウスを飛び出した。
『およげたいやきくん』のたい焼きみたいに。
郵便物の転送手続きもせずに───
私が数年前に知り合った人は、こんなオチのある話ができる中年だった。
シェアハウスを飛び出したときも、若者には「若い」とは思われない年齢だった。
融通が利かない人がシェアハウスに向かない理由
我が知人のような、融通が利かない人はシェアハウスには向かない。
そもそも共同生活に向いていない。
共同生活中は他の入居者を思いやり、ときには相手に何かを譲ったり、妥協したりしなくてはならない。自分を損させてまで、他者に何かを差し上げなくてはならないときもある。
ところが臨機応変な対応ができない、頑固で鈍感な人間は必要な場面で必要な行動を取るなんて、なかなかできないので、シェアハウス暮らしを始めても、すぐに居心地が悪くなる。
この点は一緒に生活する相手が恋人の場合であれ同じで、同棲を始めても、すぐにストレスを溜め込み、わずかの期間で同棲解消に至る。
彼らは誰と住んでも上手く行かない。
例外は恐らく無償の愛を注いでくれる実の母くらいのもんで、それ以外の人と住むと、瞬く間に苛立ち、不満や怒りを募らせ、新天地に目を向けるようになり、最終的に退去や同棲の解消に至る。
本人は新天地に大いなる夢と希望を抱くに至るわけだが、残念ながら新天地に移っても問題は解決しない。
頑固で鈍感な人は問題点の分析も反省もしないからだ。
「周りにいる人達も、身近にある物も大切にしなかったから自滅した。今後は謙虚さを忘れず、人も物も大事にしよう」とは考えない。
だから新天地でも、似たような理由から同じ結果に直面する。
ただ何度、追い詰められても、融通が利かない人達の中にいる、とても厄介な人は変われない。
「新天地に移る→わずかの期間で住まいを出て行く。元同居人や元住まいの悪口・批判をこぼしながら」を、何度も何度も繰り返す1。
融通が利かない人になっているのなら?
「今のままではいけないのかもしれない。今後も入居と即退去を繰り返すなんてイヤ」と思っているのなら、速やかに柔軟性と謙虚さを取り戻そう。子供の頃は、あなたも持っていたはずだ。
この2つを取り戻し、周囲の人達のために、できる限り自分の欲求・欲望を抑え込んで、シェアメイトや管理員を朗らかな顔で気遣おう。───状況は以前ほど悪くならないはずだ。
「優しい」とか、「頼りになる」とか思われて、重宝される人にすらなれるかもしれない。
重宝される人になれば、場所がシェアハウスであれ、職場であれ長居できるから、精神と価値観の改造を頑張って!!😊
【注記】↩︎
- この手の人を振り返ると、生き地獄にある「無限ループ」ルートを歩いている人に思える。彼らにとって新天地は「元いた場所とは景色が違うだけ」なんだろうなぁ。 ↩︎