※アレルギーというものに詳しくない人や、親族の中にアレルギー体質の人がいる方は、ぜひ一読を😀※

以下から本文↓

アレルゲンとはアレルギー反応が出る物質を指し、今時の人にとっては色々な物がアレルゲンとなる。

分かりやすい例が食べ物で、ある物を口にしたとき、体の調子が悪くなった場合、その食べ物は「アレルゲン」と言える

それにアレルゲンがある人間はアレルギー反応が出る人間、というわけで、私もそんな人間の一人。

ちなみにアレルギー反応が出る人間は「アレルギー体質の人」と呼ばれるときもある。

目次

アレルギー体質の人間が困るとき

食べ物のなかにアレルゲンがある人間にとって、「食」は鬼門

アレルギーは肥満と同じく、今のところ完治に持っていけない病1なので、アレルゲンは手放せない呪いのアイテムみたいなものでもある。

「食べられない物は一個だけ!」な人でも卵のような、頻繁に登場する食べ物がアレルゲンの場合、人生の難易度が「ハード」になる

それなのに私の体ときたら、ほとんどの食材にアレルギー反応を出す。

このおかげで大半の食べ物がアレルゲンみたいなもんになっている。卵も肉も魚も食べられないし、乳製品やピーナッツもダメ。

他にも色んな食物がNGなわけで、このような人間の場合、色々な場面で困惑させられる

たとえば・・・・

  1. 食べ物を贈られたとき
  2. 外食に誘われたとき
  3. 手作りの料理を振る舞われたとき
  4. 調理をお願いされたとき
  5. 「美味しい物が大好き!」な人と仲良くなったとき
  6. 交際や結婚を促されたとき
  7. アレルギーを軽視している人に遭遇したとき
  8. 食べられない物がある人間を認めない人に遭遇したとき

等など。

以下から順に説明する。

①食べ物を贈られたとき

男も女も長く生きていると、色々な人に贈り物をされるようになる。

私の場合、古着や本をもらえると嬉しいけれども、食べ物をいただくと困ってしまう。贈り物の中に、ほぼ確実にアレルゲンが含まれているからだ

原材料や「この商品は卵を含む製品を作ったラインで製造されています」なんて綴(つづ)られた但し書きを、いちいち確認するのなんて面倒だから、可能なら、受け取りを拒否している

理由を伝えて、やんわりお断りしている。

お断りできなかった場合、贈り主には内緒で知人に譲ったり、フードバンクに寄付したりしている2

②外食に誘われたとき

アレルゲンが多すぎる人間にとって、「一緒に◯◯を食べに行こう」は聞きたくない一言でしかない。

場所がファーストフード店であれ、和食がウリの料亭であれ、飲み物くらいしか口にできないから、外出に誘われると困ってしまう。

腫れ物扱いされた挙げ句、「彼女の前では外食の誘いをし辛い」なんて言われた場合、胸にグサッとくる。

「好きでアレルギー体質になったわけではない」、と言いたいけど言えない。

③手作りの料理を振る舞われたとき

「いっぱい食べて♡」と言われると、相手が女性であれ、男性であれ、本当に困る。食べられないから。

事情を説明して、謝りながら水ばかり飲むハメになる。

④調理をお願いされたとき

私の場合、アレルゲンは口にさえ入れなければ何の問題もない。

手に持つ、匂いを嗅ぐ、触る、洗うなどはできる。

でもできれば見たくないし、触りたくもない。

特に卵と落花生。食べると、とても厄介な症状が出る不快物質だから触れたくない。

調理をお願いされると困る。

相手には申し訳ないけれど、イラッとするときもある。

⑤「美味しい物が大好き!」な人と仲良くなったとき

お太りになった人や「趣味は食べ歩き!」なんて言う男女と仲良くなれた場合、頻繁に困惑させられる。

彼らはしょっちゅうオススメの食べ物の名前を口にするし、「一緒にランチ食べよう」と言うときもあるからだ。

外食できない理由を伝えるとガッカリされるときもあり、そんなときも困惑してしまう。

⑥交際や結婚を促されたとき

アレルゲンが多過ぎて食事を「鬼門」とか、「ときに命を賭ける行為」とか思っている30過ぎの女にとっては、「いい加減、彼氏くらい作れば?」「付き合いたい」といった言葉も聞きたくないワード。

言われると本当に困る。

一日一食で、野菜以外ほとんど摂らない貧しいオバサンを人様に押し付けるわけにはいかないと思っているので、この手のワードを口にされたときは軽く受け流している。

⑦アレルギーを軽視している人に遭遇したとき

アレルギー体質の者を「嫌いだから◯◯を食べないだけ」程度にしか考えていない男女に遭遇すると、困惑するときもあれば、不快な気持ちになるときもある。

この手の人物は「少食+アレルゲン持ちの人間」にとっては人の話を全く聞かない乱暴なオジサンより厄介で、卵やピーナッツを、悪気なくであれ、私の口に強引に詰め込もうとした場合、相手が女だろうが、多分、口に入れる前に全力でブン殴る。

⑧食べられない物がある人間を厄介者扱いする人に遭遇したとき

アレルギー体質の人間はハッキリ言って付き合いが悪い。

外食や飲み会を断る場合がある。受け入れても、食事の席で特定の物しか食べない。

だから厄介者扱いされても仕方がないけれども、露骨に腫れ物扱いされると困惑するし、相手や世の中にガッカリするときもある。

アレルギー体質ではない人へのお願い

あなたもアレルギー体質の人なら、「分かる~!」と思えたかもしれないが、アレルギー反応とは無縁の人生を送れている場合、「知らなかった・・・・」と思っているのかも。

その場合、アレルギー体質の人間を「好き嫌いする人」とは思わないでいただきたい。「たかがアレルギー程度で大げさな」とも言わないでほしい。

アレルギー体質の人間の中にはアレルゲンを口にしただけで窒息死しそうになる人もいれば、夜、眠れなくなる人間もいるからだ

何より「好き嫌いしてるだけ。アレルギーなんて大したもんじゃないのに」等と考えていると、いつか自分がアレルギー体質になってしまう可能性がある。

言葉とは怖いもので、他人をバカにするセリフを口にすると、恐ろしい物を呼び寄せてしまうときがある。

バカにしていた人に、自分がなってしまうときもあれば、バカにしていたものに取り憑かれるときもある。

アレルギーをバカにして食べ物を粗末にしていると、あなたもいつか何かがアレルゲンになってしまう恐れがある。

だからアレルギーを理由に贈り物や外出の誘いを拒否されたときは冷静に、「アレルギーなら仕方がない。断りたくもなるよね」等と言っていただきたいし、食べたい物を食べられることは、いつの時代も当たり前ではないと気づいて、食事の前後に両手を合わせてほしい

あなたのためにも、アレルギー体質の人間のためにも、何卒よろしくお願いいたします😀

【注記】

  1. 食べ物アレルギーとは厄介なもので、病と言っても過言ではない。アレルゲンを口にすると体に痒みや腫れといった不快な症状が出る上、生まれつき特定の食べ物にアレルギー反応が出る人もいれば、成人後に、ある物がアレルゲンに変わる人もいるのだから。

    ちなみに私は後者で、30歳を過ぎてからアレルギー体質になった。「私はアレルギー体質じゃなくて良かった。美味しい物、大好きだもん!」と思っている若いあなたも、いつかアレルギーが他人事ではなくなるかもしれない↩︎
  2. 食べ物を粗末に扱ってはいけない。食べられる物を捨ててはいけない。食べられそうにないなら友人や知人、家人に譲るとか、寄付するとかしよう。あなたの近所でも食品の寄付を呼びかけているスーパーなり、団体なりが見つかるはずだ。ぜひ活用してほしい。

    「寄付?面倒くさい。わざわざそこまでしなくても。たかが食べ物に」なんて思ったあなたはまだ、食べ物を粗末に扱ったときに下されるバチの恐ろしさを知らないのだろう。幸せ者だが不幸者予備軍でもある。天網恢恢疎にして漏らさず↩︎

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