
やっと念願のシェアハウスに住める身となれたなら、誰だって嬉しくなる。
入居当日は朝から興奮と不安で落ち着かない。そんな心境になる人もいる。
私がそうだったし、あなたもそうかもしれない。
「そうかも」と思えた場合、当日、押さえておきたいポイントを知っておき、冷静に実行しよう。
うっかりミスやシェアメイトからの苦情といった厄介事を省略できるはずだ。
目次
当日、押さえておきたいポイント
引越し先がどこであれ、押さえておきたいポイントは以下の10点。
- 引越作業はできるだけ静かに行う
- 近隣住民と顔を合わせたときは笑顔で挨拶
- 他の入居者と顔を合わせたときも笑顔で挨拶
- 新生活に必要な物があれば買い揃える
- あらかじめチェックしておいたお店や施設に出向く
- 当日は食事にこだわらない
- ハウスイベントが行われる場合、参加する
- 毎日使う物や、すぐに使う物はできるだけ早めに段ボールから出す
- 夜は早めに寝る
- 何事も急がない
以下から順に解説していくので、おっちょこちょいな人や慌てん坊も必ず目を通してほしい。
①引越作業はできるだけ静かに行う
大きな音を何度も発生させていると、近隣住民やシェアメイトから注意される恐れがある。
引越し日が平日の日中であれ、休日の夕方であれ、作業はできるだけ静かに行おう。
難易度が高いと思える場合、家族や友達に荷解きの手伝いをお願いするといいかもしれない。
不安を感じたときは早めに手を打とう。
②近隣住民と顔を合わせたときは笑顔で挨拶
目が合ったのにスルーしたり、ムスッとした顔で挨拶したりすると悪い印象を与えてしまう。
与えてしまった場合、些細な事柄に苦情を入れられる恐れがある。「不審者」とみなされ、通報される可能性もゼロではない。
自宅付近に住む人達の前では明るい笑顔が特徴の良い人でいよう。
③他の入居者と顔を合わせたときも笑顔で挨拶
入居早々、悪い印象を与える必要はない。
目が合ったときや鉢合わせしたときは自分から笑顔で挨拶をして、簡単な自己紹介をしよう。
相手と良好な関係を築きやすくなる。
④新生活に必要な物があれば買い揃える
毎日使う物や、すぐに使う物の中に足りない物があれば、速やかに購入して確保しておこう。
「後でいいか。忙しいし」なんて考え後回しにしていると、必要な物を売っているお店が閉まっている時間帯に、慌てふためくハメになるかもしれない。
なお急いで手に入れる必要がない物は、ヒマができたときに購入しよう。とても忙しい入居初日に、わざわざ買う必要はない。
⑤あらかじめチェックしておいたお店や施設に出向く
「イメージ通りの場所なのか」「どのような物が店頭に並んでいるのか」「何が安いのか」「このお店をお気に入りの店舗にすべきか」「徒歩で何分くらいかかるか」などをチェックしておこう。
一安心できるかもしれないし、購入しなければならない物に巡り合える可能性もアリ。
懐かしい人に再会できるときもある。予想していなかった再会は意外とある。
⑥当日は食事にこだわらない
忙しい日は食事にこだわってはいけない。
調理や消化は結構大変なので、疲れが倍増する恐れがある。
アレルギー体質でも、食にこだわりを持っているタイプでもないのなら、あなたも引越し当日は外食するか、お惣菜やお弁当を購入しよう。
⑦ハウスイベントが行われる場合、参加する
入居初日、新居で、あなたの入居を歓迎する会が催される予定なら?
当日は忙しさで目が回りそうでも、きちんと参加しよう!
ドタキャンはいけない。
それに会が始まったら、すぐに笑顔で元気よく自己紹介し、人前では朗らかな人でいよう。
小さな声でボソボソと名前を言う、終始、ムスッとした顔をしている、なんてNGだ。
シェアメイトや管理員に入居早々、悪い印象を与えてしまう恐れがある。
もちろん、イベントをスルーする行為も避けておきたい1。
⑧毎日使う物や、すぐに使う物はできるだけ早めに段ボールから出す
夜や夜中のような、静かな時間帯に段ボールをいじると、隣の部屋の入居者を不快な気持ちにしてしまう可能性がある。
「新しく来た人のせいで目が覚めた。腹が立つ」なんて思われる恐れもある。
すぐに使う物などは、多少ならうるさくしても文句を言われない時間帯に取り出しておこう。オススメは9時~19時の間。
⑨夜は早めに寝る
入居初日は誰だってクタクタになる。
あまり動き回らなかった人であれ、精神の疲労を感じてしまうもので、あなたも入居初日の夜はグッタリしているはず。
例え体力に自信があっても、当日は無理をせずに、早めにベッドに入って体を休めよう。ダラダラとネットサーフィンしたり、お友達とおしゃべりに興じたりしてはならない。
多分、翌日、後悔する。翌日からお仕事の場合、激しく後悔するかも・・・・
⑩何事も急がない
何事も急いては仕損じる。焦って急いでも良いことなど一つもない。
荷解きも、シェアメイトへの挨拶回りも急ぐ必要はない。
明日に回せるものは明日に回そう!
当日行う作業をリストアップしておこう
入居当日は誰だって忙しい。
ミニマリストのような荷物が少ない人も多い人も、色々な作業に追われてしまう。
あなたも引越し当日は雑事に相当追われるはずだし、アレコレ考えながら、思い出しながら作業を進めると、頭が大いに混乱する可能性が高い。
おっちょこちょいな人や焦りやすい人なんかは大いに混乱する恐れがある。
だからおっちょこちょいな人もクールな人も、「当日は何を行うか」を、今のうちに整理してスマホか紙につづっておこう。
たとえば・・・・
①朝の9時までに◯◯駅のロータリーに到着する。
②シェアハウスの担当者と合流して二人で物件に向かう。
③自宅で入居契約を交わす。※身分証明書を忘れない。
④自宅に荷物が届き次第、荷解きをする。
───等。
このように順番に、簡潔にまとめておけば、当日、各作業を進めやすくなるだろうし、「うっかりのやり忘れ」を防げるはずだ。
持参物や必要な物をメモしておいた場合、モノ忘れも防げる。「しまった、◯◯を忘れた!」と思わされずに済むので、メモをオススメする。
荷物が多い人はゴミにも要注意
荷物が多い場合、引越作業が終わる頃にはゴミが大量に生み出されているはず。
あなたの場合もそうかもしれない。作業完了後には不用品がゴミ山を作っている可能性がある。捨てる必要がある段ボールやらティッシュやらビニール袋やらが大量発生している恐れがある。
入居当日、ゴミ山ができてしまったなら、面倒でも、全て捨てなければならないわけだが、当日までゴミをどうするか考えていなかった場合、捨てる場所に頭を悩ませるハメになる。
「私も何も考えていないと悩むハメになりそう」と思える場合、入居日までに、「当日出た不用品をどこに捨てるか」を考えておこう2。
ゴミの日まで手元にゴミを置いておかなければならない場合は、「部屋のどこに置くか」を考えておいて損はない。
なお「引越し当日は私の地区は燃えるゴミの日ではないけれど、隣の地区はそう。大量の燃えるゴミは隣の地区のごみ置き場に持ち込もう」なんて考えてはいけない。
「よその地区の人間はゴミ捨て禁止」としている自治体は少なくない。不法投棄している姿を地元民に目撃された場合、一悶着あるかもしれない。
他の地区のごみ置き場には、物が何であれ持ち込んではならない。
必ず決められた曜日に、指定の場所に捨てよう。
なお営業時間中はゴミを無料で捨てられる専用ボックスを設置しているスーパーが、時々ある。ドラッグストアの中にもある。
段ボールや空のペットボトルを回収するサービスを行っているお店もあるので、入居予定のシェアハウスの周辺に、そのようなお店がないか、今のうちにチェックしておくといい。
引っ越しは計画的に、無理のない範囲で
入居当日はアレもコレもしなくてはならない。
洋服や家電の整理、ゴミ捨て、シェアメイトへの挨拶など。
しなければならない事柄が山程あるゆえに、何も考えずに勢いと思いつきで、する必要があると思われる作業を行った場合、うっかりミスや苦情に頭を抱えるハメになってしまう。
「予定の半分も終わらなかった」と嘆くハメになる人もいれば、無理をしてしまい、体調を崩す人もいる。
引っ越しをスムーズに、無駄なく進めたいのなら、早めに計画を立て、当日は無理のない範囲で各作業を行おう。
入居日までに、当日する作業をリストアップして簡単な計画表を作ったり、ごみ置き場や、その日使う物を買えるお店を調べたりしよう。
それに当日は小休憩を時々挟み、夜ふかしせず、早めに眠ろう。
新生活に移行後は、あらかじめ慎重に計画を練っていても、しばらくは楽ではない日が続くだろうけれど、くじけずに、頑張って❗😀
【注記】
- 「歓迎会を行いたい」と新居の管理員やシェアメイトに言われたときは、笑顔で承諾しよう。相手の気持ちや愛情を安易に拒絶してはならない。できるだけ受け止めよう。
それにお祝いの席では「わざわざこのような席を設けてくれて、ありがとうございます」と、参加者や主催者に伝えよう。歓迎会はタダでできるものではないし、参加者は自分の貴重な持ち時間を、あなたのために使うのだから、お礼は必須。
誘いの承諾と感謝を伝える行為を省略しなければ、管理員やシェアメイトと仲良くなれて長居しやすくなるから、歓送迎会の類が苦手な人も、ぜひ誘いを受け入れ、当日はお礼の言葉を笑顔で口にしよう。
↩︎ - 共用部にシェアメイトなら誰も利用して良いゴミ箱がある場合、そこに捨てたくなるかもしれないが、我慢しよう。大量に捨てたら、入居早々、他の入居者から文句を言われる恐れがある。「これでは他の人が捨てられない」とか、「共用部にゴミが入った袋を置かないで!」とか、言われるかもしれない。世の中には新しくやって来たばかりの者であれ、容赦なく叱りつける男女がいるものだ。 ↩︎
参考サイト:
Moveria「Sich zuhause fühlen: So lebst du dich nach dem Umzug schnell ein」
https://moveria.ch/umzugstipps/sich-zuhause-fuehlen-nach-umzug/(令和6年9月17日 閲覧)
Moveria「Nach dem Umzug: Der erste Tag im neuen Zuhause」
https://moveria.ch/der-erste-tag-im-neuen-zuhause/(令和6年9月17日 閲覧)