シェアハウスには大抵、ハウスルールがある1

「夜は静かに」とか、「共有部を使ったなら、その場を去る前に後片付けを!」とか。

それに一旦、シェアメイトの一人になったなら、つまりシェアハウスに住む人の一人になったなら、入居した物件に存在するルールを守らなくてはならない。

あなたが自分と自由を愛する人であれ、日本語が苦手な外国人であれ、掟破りは許されない。

運が悪ければ、即座に他のシェアメイトから管理員へ苦情が届けられ、管理員から厳重注意される。他のシェアメイトに嫌われて、お家に居づらくなる場合もある2

このため人一倍、身勝手な人や不潔な人はハウスルールを疎ましく思うようだけれども、ごく普通の人の場合

たとえば「年中ゴキブリが出るような汚いお家には、できれば住みたくない」「ルールはちゃんと守ってほしい。夜は静かにしてほしい」などと考えている人の場合は、ハウスルールのおかげで、あまりストレスをためずにすむ。

私もまさにそうで、ハウスルールにかなり助けられている。

「シェアハウスに住んで良かった」と思わされるときもある。

今回はこのハウスルールについて書いていくので、現在、シェアハウスへの入居を考えていて、ハウスルールが気になっている人はぜひ、参考にしてほしい。

規則規約の類を厄介物に感じている人も目を通してほしい。考えが変わるかもしれない。

目次

ハウスルールがあるおかげで共有部や共用物がキレイ

私が現在、住んでいるシェアハウスには「共有部や共有物を使ったなら、きちんと後片付けを!」とのルールがある。

だからだろうけれども、いつも共有部も共有物もキレイ。

もちろん、入居して間もない人達の中には、お風呂場を使っても掃除しない、キッチンを汚したまま自分の部屋に戻る、なんて人もいるけれども、速やかに行動を改めてくれるようになる3。すぐに台所も浴室も、お鍋やキッチンのシンクも、またキレイな状態が維持されるようになる。

キッチンも浴室も、使う前に掃除をしなければならない、というわけではない」ので、急いでいるときなどは、「シェアハウスに入居して良かった」と思える。

ハウスルールのおかげで朝も夜も静か!

シェアハウスには往々にして「朝も夜も、できるだけ静かに過ごしてください」「夜22時以降は大きな物音厳禁。洗濯は控えて!」なんて規則もある。

私が住むシェアハウスにも、この手のルールがある。

おかげで朝から晩まで結構静か。

たまに外部に住む友人を自宅に招待して、共用部でおしゃべりを楽しむ入居者もいるけれども、夜になると解散してくれる。

だから日中はもちろん、夜もお仕事や読書がはかどる

とはいえ常に誰かの足音や声、風の音などが聞こえているので、つまりいつも適度に雑音があるので、「静か過ぎて物音を立てにくい!」と思わずにすむ

この点を意識したときにも、シェアハウスに住んでいて良かったと思える。

ハウスルールが最小限の物件は要注意!

私が住んでいる物件には他にも「節電や節水を心がける」「ゴミ当番になった入居者は、きちんと共有部のゴミを捨てる」といったルールがある。

このため請求される光熱費が跳ね上がる、共有部のゴミ箱があふれる、といった事態にはなっていない

ハウスルールを嫌う人がいるようだけれども、私は規則にかなり助けられている。ルールがあるおかげで、キレイで、適度に静かなお家に、お手頃な家賃で住めている。

「シェアハウスに住めて良かった」と思わされるときもある4

あなたはハウスルール反対派かもしれない。それにハウスルールがほとんどない物件を狙っているかもしれない。

でもそのような物件の中身はカオス状態の可能性がある。秩序もキレイさも何もない、自分勝手で不清潔な人しか住んでいない場所かもしれない5

「少しでも快適な生活がしたい。毎日、他人の尻拭いをしなければならないお家には住みたくない!」と思っているのなら、あなたもハウスルールがあり、かつそのルールを守れる人達が住んでいるシェアハウスを狙おう😊

【注記】

  1. ルールの数はハウスによって異なるけれど、「うちはルールなんてありません!」なんて物件は恐らくない。これまで色々な物件を眺めてきたけれど、規則ゼロのお家はまだ発見できていない。

    国土交通省が作成した「シェアハウスの運営事業者に対する運営実態等調査」(調査期間:平成 29 年 6 月 16 日~7 月 7 日 )も、ほぼ全てのシェアハウスがルールを設定していると報告している。
    「規則なんて馬鹿らしい。ルールを守るなんて面倒くさい!」と思っていても、規則ゼロ物件は、まず見つからないだろう。 ↩︎
  2. 職場でこの手の人を何度か見かけた。ルールを守ろうとしない人は場所がどこであれ浮くようだ。大半の人には嫌われて、距離を置かれるものらしい。 ↩︎
  3. 本人が他のシェアメイトの振る舞いにならって行動を改めるためか、あるいは誰かが管理員に通報してるからだと思われる。 ↩︎
  4. 正しくは「ルールがあって、それを守らない自己中シェアメイトがいないシェアハウスに住めて良かった」
    ルールがあるだけでは居心地が良いシェアハウスにはならない。だから物件探しの段階で、入居者の質を確かめる必要がある。 ↩︎
  5. ルールはあるけれども、ルール破りをしても、とがめる人がいない職場やサークルが、どれだけ荒れるか、あなたもご存知のはず。
    だからルールがほぼ皆無で、「規則作りなんて面倒くさい。注意も面倒」なんて考えている運営者・管理員しかいないシェアハウスが、どんな物か。あなたにも想像がつくはずだ。 ↩︎

参考物件:

国土交通省「シェアハウスの運営事業者に対する運営実態等調査」(令和6年12月15日閲覧)

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