
シェアハウスといえば同居人。
同じ家に住んでいるから、色々な場面・場所で鉢合わせする。台所で顔を合わせるときもあれば、浴室やお手洗いで遭遇してしまうときもある。
だから「たまには一人っきりになりたい!」と思う人もいるわけで、あなたもひょっとしたら、そう思っているのかもしれない。
でも一人っきりの時間を長く続けてはいけない。
孤独は人の心身をむしばんでしまうからだ。
目次
心の病は体の病を招く
2024年の今も耳にする機会がある病、コロナ。
この病の流行以降、リモートワークが増え、自宅を職場にする人も増えたが、うつに陥る男女も増えてしまった。在宅時間が伸びたせいで、他者と会話する時間・機会が激減したためだ。
たとえ仕事の都合からであれ、他者とコミュニケーションをロクに取らない日が続くと、つまり孤独な日が続くと、人は寂しさや不安を感じるようになり、やがて心が病んでしまうものだ。
また心の病は体の病を招く。心が病むと体の免疫力が低下するためだ。風邪や頭痛、痒みや喉の腫れなど、様々な症状が噴き出し始める。
「会話の機会が減っただけで?心身を病んだ人は元々、体が弱かったのでは?」と思うかもしれないが、実際はそうではないようだ。
目が輝いている元気な男女も、他者と会話らしい会話をしない状態1が長く続くと病んでしまうもので、それは心理学の世界でも確認されている。
たとえば『今日から使える心理学』では、以下のように簡潔に述べられている。
人は完全な孤独状態に置かれると、正常な感覚や思考を失ってしまいます。
引用元:渋谷昌三(2017年1月10日)『今日から使える心理学』株式会社ナツメ社 55ページ
あなたも恐らく長く続く孤独な日々には耐えられない。
シェアハウス暮らし中も孤立はダメ!
誰かと住んでいると、誰だって、ときには一人が恋しくなる。
同居人が家族であれ、恋人であれ、「一人になりたい」とか、「ひとり暮らしをしていたときは」とか、ふいに思ってしまうものだ。
ただ長く一人になると、誰だってアッサリ病んでしまうもので、この点はシェアハウス暮らしをしている人にも当てはまる。
シェアハウス暮らしをしているとき、「一人になりたい。同居者に話しかけられたくない。放っておいてほしい!」と思えても、シェアメイトを拒絶したり、悪く言ったり、「話しかけないで」オーラを出したりしてはいけない。
そんな真似をしたら、ほぼ間違いなくシェアメイトに話しかけてもらえなくなり、自宅にいる間中、孤独を感じるハメになる、
外でも滅多に他人と会話しない場合、十中八九、心が病む。
シェアハウスで孤立しない方法は?
現在、住んでいるシェアハウス内で「ぼっち」をしたくないのなら、共用部で誰かを顔を合わせたときは、自分から声をかけよう。
あなたがシャイな人なら勇気が必要かもしれないが、「心身の治療に専念するよりは楽だし、簡単」と考え、笑顔で声かけてほしい。相手も笑顔で挨拶をしてくれるはずだし、雑談に持ち込めば会話がはずむはずだ。
シェアハウス内で孤立しないためには、他の同居者の前では「愛想が良い社交家」でいるしかない。
共有部や共有物の掃除・手入れの他、ごみ捨ても積極的に行った場合、皆にありがたがられ、重宝さえされる。
退去のその日まで、元気にお仕事やシェアハウス生活を楽しみたいのなら、同居人には、うんと気を使っておこう😀✨
【注記】
- 「孤独に陥っている状態」とも言える。 ↩︎
参考文献:
渋谷昌三『今日から使える心理学』2017年1月10日 第7刷発行 株式会社ナツメ社
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