
シェアハウスには色々な人がいる。
お調子者もいれば、「引きこもり?」と思えるほど非社交的な人もいる。生真面目な人もいれば、大雑把な男女もいる。
現在、あなたがシェアハウスの住人で、大雑把な人に悩まされているのなら、「その人が生真面目でなくて良かったね」と言いたい。
なぜなら大雑把な人は共用部の清掃が雑だったり、廊下や浴室に時々、物を忘れたりするけれども、大雑把なので気にしないからだ。彼らは他の人達のミスや欠点も気にしない。
が、生真面目な人は違う。そうではない。
大雑把な人の逆で、清掃はきちんと行うし、共用部に物を置き忘れるなんて滅多にしないけれども、些細な事柄にも敏感に反応し、管理員や本人に注意喚起をして、ルールだの暗黙だの了解を増やす。
生真面目な人は几帳面で神経質な人でもあり、彼らはシェアハウスを、誰にとっても窮屈で住みにくい空間に、自ら作り変えていく。自分の首だけでなく、周囲の人達の首をもしめる行為を悪気なく行ってしまう。
だからシェアハウスに住み、自分の部屋で仕事をしている人間、つまり自宅で過ごす時間が人一倍、長い人間にとっては大雑把な人より、生真面目な男女の方が脅威だし、「あなたを悩ませている人が生真面目で良かったね。生真面目な人なら、今以上に苦労していたはずだよ。生真面目な人は誰にとっても脅威なんだよ」と言いたい。
現在、共用部の清掃などが雑な人に悩んでいるのなら、まずは相手の大雑把な性質に感謝しよう。
その上で、相手の至らない部分を補ってあげるといいよ。掃除し忘れている部分をキレイにしてあげるなどしよう。
くれぐれもご本人の性質を改造しようとしてはいけない。何度も欠点を指摘して変化を要求すれば、相手が生真面目なキャラに変貌する恐れがある。
なおあなたがシェアハウスで在宅勤務をしているのなら、「大雑把な人より生真面目な人の方が大きな脅威」と覚えておいて損はない・・・・かも。