
日本のシェアハウスに入居中の人の多くは外国人。
出身も様々でアメリカから来ている人もいれば、中国や台湾から来ている人もいる。
「へ~、日本には外国人が結構いるんだな。シェアハウスにも、たくさんいるのか」と思っただろうか。
それに「何のために日本にいるんだろう?」と思ったかもしれない。
実は外国人の訪日目的はいくつかあって、大抵は「なんとなく来た」わけではない。
この記事では訪日外国人の数や来日の目的、最も多い滞在日数などについてご紹介していくので、シェアハウスに入居予定の人も、入居を検討している男女も、ぜひ目を通してほしい。
※この記事の主な参考文献は総務省が2015年に公開した「訪日外国人旅行者の概況と訪日中の情報収集について」です。
目次
訪日外国人の数は?
総務省の調査によれば2014年は1,341万人。この数字は過去最高で、免税制度の改正やビザの発給要件の緩和、円安などが理由に挙げられている。
なお国土交通省観光庁の調べによると、令和5年(2023年)の訪日外国人の数は2,507万人1。
コロナ騒動を経験したのに、10年ほどで数が一千万人以上、増えている。
増加の理由の一つは間違いなく「円安だから」だろう2。
訪日の目的は?
総務省の調査によれば外国人が日本にやって来る理由のなかでも、主なものは以下のとおり。
- 観光・レジャー
- ビジネス
- 親族・知人訪問
上記3つで、およそ8割を占める。
つまりほぼ全ての外国人が、観光か、お仕事か、親族や知人宅訪問のために来日している。
今や日本には外国人がたくさんいる。
シェアハウスの中だけでなく街中や店舗内にもたくさんいて、ほとんどの人が日本観光を楽しんでいるか、勤め先と取引先の間を走り回っているわけだ。あるいは親族と仲良くお買い物中なのかもしれない。
留学生だけで20万人以上!
日本には留学生もたくさんいる。
2014年の時点では、訪日外国人のうち留学目的で来日した人は、わずか2%だったが、それでも20万人くらいいたわけで。
2023年になっても、この数はあまり変わっていない。文部科学省によると、留学性の数は約28万人。
以下は文部科学省のホームページからの引用。
(独)日本学生支援機構が実施している「外国人留学生在籍状況調査」によると、2023(令和5)年5月1日現在の外国人留学生数は279,274人(対前年度比48,128人(20.8%)増)でした。留学生数の多い国・地域は、中国115,493人(対前年度比11.2%増)、ネパール37,878人(対前年度比56.2%増)、ベトナム36,339人(対前年比2.8%減)でした。
2022年に入り、3月以降の水際対策の段階的緩和及び10月からの入国者数の上限撤廃により留学生の新規入国が進み、留学生総数はコロナ禍以降初めて増加しました。文部科学省:「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について
https://www.mext.go.jp(令和6年10月3日閲覧)
今後も円安が続く場合、留学生の数はいずれ30万人を超えるだろう。
訪日外国人の滞在日数は?
2014の時点では、最も多い滞在日数は4~6日間で49%。次点が7~13日間の滞在で25%。合計すると74%。
つまり4~13日間で帰国する外国人が大半だった、というわけだ。
ちなみに2023年の時点でも、数字はあまり変わっていない。
多くの外国人は4~13日以内に帰国している3。
外国籍の人たちの出身国は?
外務省が発表した訪日外国人の国籍ランキングは以下のとおり4。
1位. 韓国
2位. 台湾
3位. 中国
4位. 香港
5位. 米国
※2023年の調査結果より。
国土交通省観光庁の調査でも、2014年の訪日外国人旅行者数の上位5ヵ国は、台湾、韓国、中国、香港、米国だった。つまり上記の国だった。
10年くらい前から大抵の外国人は近隣国か、アメリカから来ているようだ。
外国人がいるシェアハウスもオススメ!
現代のシェアハウスには外国人がたくさんいる。
彼らはアジアやヨーロッパ、アメリカ大陸などから来ているし、目的は大抵、観光、ビジネス、通学のいずれかだ。
「日本の大学に通いたい」「◯◯のお仕事を東京でしたい」などと考えながら来日し、シェアハウスで暮らしている。
彼らの中には日本人に親切な外国人がたくさんいる。
外国籍の人や外国語に興味があるのなら、あなたもぜひシェアハウスに入ろう。もちろん、外国人がいるシェアハウスに入居しよう。
ますは入居条件に「外国人歓迎」「外国人の入居可」等と書かれてある物件を狙い、担当者に、外国籍の人は現在住んでいるか、尋ねると良い。「います」と言われた場合、そのシェアハウスでは外国人との交流を楽しめるはずだ。
あなたのシェアハウス暮らしも実り多いものになることを、お祈りしています😀✨
【注記】
- 情報源は以下の冊子。
国土交通省観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/shutsunyukokushasu.html(令和6年10月3日閲覧) ↩︎ - 円安の状態とは、外国人にとっては「日本の品物を、お買い得価格で買える状態」にあたる。日本は長く円安なので、観光都市である石川県に住んでいた頃は街中でも店舗の中でも大勢の外国人に遭遇した。お土産コーナーにもたくさんいたものだ。現在、住んでいる千葉の片田舎では、外国人をあまり見ない。観光名所もお買い物できる場所も少ないからかもしれない。
ちなみに石川県金沢市にやって来る外国人は痩せていた。石川県民もそうで、太った男女はほとんど見なかった。
それについて書いた記事がコレ↓。千葉と石川県金沢市の違いに興味がある方や好奇心旺盛な方は、どうぞ。
【別記事】「千葉県某地の街中や電車内で驚いた話」 ↩︎ - 情報源は以下の冊子。
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001742979.pdf(令和6年10月3日閲覧) ↩︎ - キッズ外務省「日本への入国者の多い国・地域」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/rainichi.html(令和6年10月3日閲覧) ↩︎
参考サイト:
総務省「訪日外国人旅行者の概況と訪日中の情報収集について」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000392012.pdf(令和6年10月3日閲覧)
文部科学省:「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について
https://www.mext.go.jp(令和6年10月3日閲覧)
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001742979.pdf(令和6年10月3日閲覧)
キッズ外務省「日本への入国者の多い国・地域」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/rainichi.html(令和6年10月3日閲覧)