
※住まいを軽く考え、安易に入居先を選ぶ人がいるようなので、自分の意見を書いてみました。現在、お家探しをしているのなら、参考にしてくだされば幸いです※
賃貸シェアハウスは室内空っぽの賃貸マンションやアパートと違い、あらかじめ便利な家具や調度品がしつらえられている。
それに光熱費は家賃に含まれている物件が多く、このようなお家の場合、「家賃+光熱費」の総額がマンションやアパートで一人暮らしした場合より、往々にしてお安い。
このため「固定費が安くて便利な家電が多いだけのシェアハウス」に、安易に入居してしまう男女がいるもので、あなたも今、「安さと便利さ」だけを念頭に置いてシェアメイト探しをしているのでは?
もしそうならあなたもいずれ後悔するハメになるかもしれない。
なぜなら「住まい」というものを軽く見た、あなたの先輩たちの中には引越しから間もなく物件の管理者なり物件なりに運営者に相談を持ちかけるハメになった人もいれば、国民生活センターの消費者ホットラインに連絡したくなるほど追い詰められた者もいるからだ1。
目次
住まいは人生を左右する
「住まい」に関する考えは一つではないし、正解もない。
それに今は誰でも、どんな考えをしても構わない。
ただ私は「住まいは人生を左右する」と考えているし、安易に住む家を決めてしまった場合、深く後悔するとも考えている。
ハズレ物件に入居してしまった場合、再度の引っ越しを余儀なくされたり、お仕事の質が落ちたり、病気になったりするからだ。
劣悪な住まいのせいで夫婦仲が悪くなる場合もあれば、誰かが命を落とす場合だってある。この点は、あなたもご存知のはずだ。
それに自分に合ったお家に住めたなら、心身の病を患いにくくなるし、家族や隣人ともあまり喧嘩にならずにすむとも知っているはずだ。
住まいは人生を左右する。
確かにシェアハウスは固定費も安いし、室内では便利な家具・家電が入居者を待っている。転居もマンションやアパートに比べれば簡単だ。
それでも決して入居先を「なんとなく」「家賃が安いから」なんて理由で決めてはならない。
満足できるお家に住みたいのなら
自分に合ったシェアハウスに入居したいのなら、物件探しの段階で何度も自分に問いかけよう。「この家に引っ越した場合、自分はどんな生活を送るようになるだろう?」と。物件情報をモニター越しに見ているときや内見のときなどに自問自答してみよう。
それに自分が最も力を入れている活動に専念できるかどうかも問おう。
例えば私の場合、「この家に住んだら、お仕事がはかどるだろうか?」と考え、最もお仕事がはかどりそうな物件に入居し、今の生活に満足している。
「この家に引っ越した場合、自分はどんな生活を送るようになるのか」と「この家に住んだら、◯◯がはかどるだろうか」
自分に合ったシェアハウス、要は満足できるお家に住みたいのなら、この2点を、できるだけいつも念頭に置いた上で、物件探しを行おう。
【注記】
- 例えば消費者庁が管理している「事故情報データバンクシステム」には、全国の消費者から寄せられたお悩みが掲載されている。その中には入居中のシェアハウスに関する悩み相談も含まれている。
「シェアハウス」で検索すると、ハズレ物件を引いたシェアメイトや、自分の安易な決断が原因で、住まいに関する悩みを抱えるハメになった人などが紹介されている。せっかちな人や多忙な人、要は安易な決断を下しがちな人は、一度は「事故情報データバンクシステム」が公開する情報に目を通しておこう。 ↩︎
参考サイト:
事故情報データバンクシステム
https://www.jikojoho.caa.go.jp/ai-national/(令和6年11月1日閲覧)