「シェアハウス選びを失敗した。こんな物件だったとは」なんて思いたくないのなら。引っ越し後、入居を後悔したくないのなら、内見を省略してはいけない

入居前に必ず内見をして、「これなら」と思えた物件に入居しよう。

この記事では内見時に確認したいポイントをまとめたので、現在、自分に適したシェアハウスを探しているのなら、必ず目を通してほしい。

目次

内見時に確認したい15のポイント

後悔したくないのなら確認したいポイントは以下のとおり。

  1. 物件の室内外の状態
  2. 目当ての部屋の広さや家具・家電の状態
  3. 無料で利用できる消耗品や共有設備・共有物
  4. 無料でネットを利用できるか
  5. 部屋の扉に鍵はついているか
  6. 収納スペースの広さは十分か
  7. 共用部にゴミ箱は用意されているか
  8. 洗濯物を干す場所は十分にあるか
  9. 駐車場や駐輪場の状態
  10. 物件を取り巻いている環境と治安
  11. よく使うお店には気軽に行けるか
  12. 運営者・管理員は頼りになるか
  13. ハウスルールには、どのようなものがあるのか
  14. いつ入居できるか
  15. 契約に関する事柄

以下から簡単に各ポイントを解説していく。

①物件の室内外の状態

建物の外観はボロボロで、室内は不清潔。

そんな物件に入居すると、自分の決断を後悔する可能性が高い。

不潔で古い建物は一年中、大量の虫が室内外に出没していたり、シェアメイトが要注意人物だらけだったりするためだ。

たとえ家賃が安くても、物件の室内外の状態が悪いシェアハウスには入居してはいけない

②目当ての部屋の広さや家具・家電の状態

「入居したいと思っていた部屋を内見してみたら、予想以上に狭かった」「共用部には色々な家具・家電があるけれど、いずれも古くてホコリを被っていた」といった嘆きは珍しくない。シェアハウス探しの最中、頭を抱える人は今も昔も少なくない

荷物が多い人もボロボロの古い家電・家電なんて使いたくないと思っている人も、内見時は目当ての部屋の広さなどを、しっかりチェックしておこう。

毎日、使う場所・使う物が不満を感じるものだと、やはり入居を後悔する可能性が高い。

③無料で利用できる消耗品や共有設備・共有物

シェアハウスは多種多様。

用意されている消耗品や共有設備、共有物は物件により異なる

トイレットペーパーのような最低限、必要な消耗品しか提供されていない物件もあれば、最低限、必要な消耗品だけでなく、お米のような、ありがたい物まで提供されている粋なシェアハウスもある。

同時に、有料の洗濯機しか設置されていない物件もあれば、洗濯機はもちろん、衣類乾燥機のような豪華な家電も無料で使い放題のシェアハウスもある。

もちろん、消耗品も設備も充実していない物件よりも、無料で利用できる高価な消耗品・共有設備・共有物が多い物件の方が住み心地が良い

「早くこんな物件、出て行きたい」と思いたくないのなら、消耗品や共用設備、共有物には何があるか。それにどれも無料で利用できるのかも必ず確認しよう。

④無料でネットを利用できるか

「今どきネットを利用できないシェアハウスはありえない」と思うかもしれないが、数あるシェアハウスの中には利用できない物件が存在する。

そのような物件に入居してしまった場合、それにパソコンやタブレットでネットを利用したい場合、自分でプロバイダを探しをして、プロバイダが提供しているサービスに加入する必要がある。通信費も払わなくてはならない

「面倒くさい」と思って放置していると、いずれ家族や友人に、「あなたの家、Wi-Fi使えないの?不便」なんて言われてしまうかもしれない。

自宅でお仕事をする予定の人や、趣味がネットサーフィンの人の場合、入居後、ネット接続ができないと分かった瞬間、絶望感に襲われるかも。

スマートフォンなどを使って、「自室でネット接続は可能か」───内見時に、きちんと確認しよう。

⑤部屋の扉に鍵はついているか

個室にせよ相部屋にせよ、入居者が寝泊まりする部屋の入口に鍵を付けていないようなシェアハウスに入居してはならない

セキュリティにかけるお金をケチり過ぎな物件では何が起こるか分からない。夜中に他の入居者や外から入ってきた犯罪者にお金を盗られるかもしれないし、大怪我を負わされる恐れもある。

寝泊まりする部屋の出入り口に鍵を設置してない物件は、必ずスルーしよう

⑥収納スペースの広さは十分か

荷物が多い人も少ない人も、自分の部屋の収納スペースのサイズも内見時に確認しておこう。

「荷物が少ない人は省略しても良いのでは?」と思うかもしれないが、実は良くない。

なぜなら新居で暮らしているうちに荷物が増える可能性が高いからだ。

現時点で荷物が多い人の場合、収納場所が十分にないと、部屋が散らかり放題になる恐れがある。

だから荷物が多い人も少ない人も、内見時に自分の部屋の収納スペースの広さも確認しよう。

ゴミ屋敷みたいな所に住みたくないのなら、決して省略してはいけない。

⑦共用部にゴミ箱は用意されているか

共用部に「皆、利用してOK」のゴミ箱がない場合、シェアハウス内で発生したゴミは全て自分の部屋に保管しておかなければならない。

使用済みのナプキンも生ゴミも共用部を掃除したときに発生したゴミも何もかも、ゴミの日まで自室に置いておく必要がある

「最悪!」と思ったなら、必ず共用部に共有のゴミ箱がある物件に入ろう1

⑧洗濯物を干す場所は十分にあるか

毛布や大型の布団のような、いわゆる「大物」は、シェアハウスにある洗濯機には大抵、入らない。ごく普通のシェアハウスは大物も洗えるような高額な洗濯機など用意していない

それにコートやセーターのような、乾燥機に放り込みたくない衣類というものも存在する。

だから大物やコートなどは手洗いするか、コインランドリーで洗濯後、外に干す必要があるのだが、シェアハウスのなかには干すスペースが十分にない物件がある

乾燥機に入れたくない衣類や大物をたくさん持っている人は、内見日には、洗濯物を干す場所は十分にあるかの確認も必須だ。

⑨駐車場や駐輪場の状態

物件の紹介欄に「駐車場・駐輪場完備」と書かれていても油断してはいけない

「どちらにも屋根が無く、おまけに停めるスペースが狭い!」なんて物件もあるからだ2

車を持っている人や自転車を所有している人は、内見時に駐車場や駐輪場の状態も、きちんと確認しよう。

⑩物件を取り巻いている環境と治安

落ち着いた生活がしたいのなら、静かな場所に建つシェアハウスを選ぼう。賑やかな繁華街に建つ物件に入居してはならない。

悪質に思える人がシェアハウス周辺にたくさんいないかのチェックも重要。女性の場合は必須!

内見日は一日、お休みを取り、目当ての物件の周辺チェックも抜かり無く行おう。

⑪よく使うお店には気軽に行けるか

例えば目当ての物件からスーパーやドラッグストアには気軽に行けるのかも確認しておこう。

安価な飲食物や医療品が手に入る場所に気軽に行けないと、かなり辛い。車や自転車を持っていない場合、とても不便を感じる恐れがある。

また現在、特定の場所に頻繁に通わねばならない身なら、例えばしょっちゅう眼科に通っている場合、目当ての物件の近くに眼科があるかもチェックしよう。近くにないと、やはり辛い思いをする。

なお「Googleマップで検索したら出てくるんだから、いちいち確認する必要なんてないよね。省略しよう」なんて考えてはならない。

閉店している場合があるから、目当ての店舗は今も営業中か、必ず自分の目で確かめよう

⑫運営者・管理員は頼りになるか

内見の日は建物や設備ばかり見ていてはいけない。

ついそういったものに目が向きがちだが、「人」にも意識を向けなければならない。

たとえば物件の責任者。「管理員」「運営者」等と呼ばれる人物のチェックは必須。頼りになるか否か、必ず確認しよう。

「対応が遅い」「やる気がない」なんて人物が管理者を任されている物件に入居すると、まず一度は過去の自分の決断を後悔したくなる

シェアハウス内でトラブルが発生したとき、必ずイライラ、もやもやさせられるからだ。「管理員に騒音について相談したのに、問題が一向に解決しない!」なんて思わされるハメになる3

面倒でも、運営者・管理員は頼りになるか否かも内見の際にチェックしよう。物件を見学しつつ、さりげなく物件の責任者を観察したり、責任者について質問したりしよう。

なおシェアメイトの人柄や年齢が気になる場合、内見担当者に忘れずに質問し、確かめておこう。

⑬ハウスルールには、どのようなものがあるのか

シェアハウスには大抵「ハウスルール」がある。

「ごみ捨ては当番制。当番は一週間で交代」とか、「共有部の利用時間は一人30分まで」とか。「異性を自宅に招いてはいけない」とのルールを採用している物件もある。

「面倒くさそう。なんでルールなんてあるの?」と思ったかもしれないが、「全ての住人が不満のないシェアハウス暮らしをするために」設けられたルールが、まともなシェアハウスには存在するものだ。

ただあなたにとっては「これは守れそうにない」と思える規則を設けている物件もあれば、「こんなにルールがあるの!?」と思わされるシェアハウスもある4

だから面倒くさがり屋や忙しい人も、目当てのシェアハウスのハウスルールも、できるだけ内見時に確認しておこう。

⑭いつ入居できるか

内見日までに確認できていなかった場合、コチラも確認しておきたい。

「入居なんて即できるでしょ」なんて思ってはいけない。「◯月まで入居中のため、◯◯月まで受け入れ不可」な物件もあれば、「室内のリフォーム・クリーニングのため、入居は◯月からOK」な物件もある。

「すぐに入居したい!」と考えている場合、必ず内見時に、いつ入居できるかを内見担当者に確認しよう。

⑮契約に関する事柄

シェアハウス生活を始める前に行わなければならないもの。

それが「入居契約」

数々の規約を盛り込んだ契約書にサインしたり、身分証を提示したりしなければならない。

だから「入居契約時に必要な物は何か」とか、「入居契約は入居日でも構わないのか」とか。

早く新居に引っ越したい場合は「入居審査にかかる時間はどのくらいか」も、内見日までに確認できなかったなら、確認しよう。

まともな内見担当者は、きちんと教えてくれるし、嫌がりはしないので、質問をちゅうちょする必要はない

新居探し中は、わずかの手間を惜しんではならない

あなたが忙しい人なら、「確認項目が多くて大変!」と思ったかもしれないが、いずれも入居を後悔したくないのなら、確認したいものばかりだ。

「わずかの手間を惜しんだせいで入居を後悔させられて、再度の引っ越しを余儀なくされた」なんてオチに行き着きたくないのなら、忙しくても、面倒くさく思えても、上記の15点は確認しよう。

あなたも良いシェアハウスに入居できるよう、千葉からお祈りしています😊✨

【注記】

  1. ゴミ箱について、より知りたい方は以下の記事もどうぞ。
    【別記事】潔癖の人達は要注意。シェアハウスのお手洗いにはゴミ箱がない!
    【別記事】街中とシェアハウスには共通点が!どちらもゴミ箱が少ない理由は? ↩︎
  2. 雪国にも「青空駐車場」という名の屋根ナシ駐車場が存在する。冬はさぞ悲惨な状態だろうなぁ、外に放置された自動車。自転車もだけど。梅雨の時期は雨のせいで汚れ放題になっている自動車・自転車もある。他人の乗り物であれ、見かけると泣ける。 ↩︎
  3. 騒音について、もっと知りたい方は以下の記事もどうぞ。
    【別記事】シェアハウスで騒音に悩んでいるのなら?今すぐできる対処法5選
    【別記事】これに要注意!シェアハウス内でよくある問題・トラブルとは? ↩︎
  4. ゾッとする程、大量のルールを設けているシェアハウスもある。私は自宅で過ごす時間が長く、ややズボラだから、「こんなにたくさんのルールがある物件には絶対に入居したくない」と思えるだけかもしれないが。規則が多過ぎる物件は、(普通の人やダメ人gんにとっては)ルールが少なすぎる物件と同じくらい住みづらいと思えてならない。 ↩︎

参考サイト:

■日本ワーキングホリデー協会
「シェアハウスの探し方&注意したいポイントまとめ【保存版】」
https://www.jawhm.or.jp/blog/workingholiday-infocenter/2022/04/20/how-to-look-for-sharehouse/(令和6年10月13日 閲覧)

■シェアハウスってどう探すの?【内見時のチェックポイント】
https://note.com/sharehousetokyo/n/n78cdca85a5a5(令和6年10月13日 閲覧)

■シェアハウスの内覧方法・手順から内覧時のチェックポイントとは?不動産(仲介)業者がいない!?
https://sharepare.jp/share-life-guide/17810#h9(令和6年10月13日 閲覧)

■ワーホリ シェアハウス 内見時の確認事項・お引越し
https://risaconote.com/share-house-03/(令和6年10月13日 閲覧)

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