
30歳を過ぎた今、私は「考えないこと」が非常に大事だと思っている。
すぐに「もっとよく考えろ」とか、「もっと頭を使え」とか言う人が昔からいるけれど、今は「考えること」より、「考えないこと」の方がはるかに大事だと思えてならない。
ただあなたはそうは思えないかもしれないので、この記事ではその理由などをご紹介していく。
あなたが「考えすぎ」と言われがちな人なら、あるいは自己肯定感が低い人なら、ぜひ目を通してほしい。
目次
そもそも「考える」という行為とは?
「考える」と言われている行為をしているとき、脳は自分の意見や好みを言葉に変換している。
ただそれだけではなく、脳が勝手に生存本能が発する声まで言葉に変換したり、他人の意見を思い出したりもしているわけで。
そんなマネをすれば、当然、「めんどくせー」「疲れた」といった言葉が脳裏に浮かぶときもあれば、自分には合わない対処法をひらめくときもある。
生存本能はカロリーの消費を最小限にしたいから現状維持か、楽に実行できる案を選ばせようとするし、他人はあくまで他人。
自分ではないから、他人が語る問題解決方法を実行したところで、問題が解決しない場合がとても多い。
脳に悪気はないのだろうけれども、「考える」行為をした際に余計な仕事をするから「やるべきことや、したいことが、いつまで経ってもできない!」と嘆く男女や、「自分はダメ人間。この程度のことすらできない」なんて考える人が誕生する、と思っている。
一方、何も考えないと緊張しないし、「難しい」と評判の本を手に取って読める。分厚い参考書だって気軽に開けるし、体力がない虚弱体質の人間であれ遠出できる。
何も考えないでいると、お仕事にも難作業にも、スッと手を付けられるし、やり遂げられる。
考えるという行為はアクセルとブレーキ
考えるという行為はアクセルとブレーキを交互に掛け合うようなものでもある。
ブレーキをかければ当然、想像力ややる気は削がれる。名案が浮かばなくなったり、「疲れたし、明日やろう」などと思えるようになったりする。
それなのに自分に自信がない男女はアクセルよりブレーキをかけてしまいがちだし、そのせいでますます自信を失くす人もいれば、深く落ち込む人もいる。
第三者には、「冴えない人生を送っている笑顔が少ない人」に見えるようになる男女もいる。
何も考えない時間を増やしてみよう
現代社会はご存知のとおり実力と実績、積極性や行動力がなければ一生、低賃金労働者のまま。
いつまで経っても、すべきことができない人やダメ人間は生涯、報われない苦労をするハメになる。
ゆえに現代は自信満々の人も、そうではない人も、生存本能の声だの他人の意見だのを聞かないこと、すなわち「考えないこと」が非常に大切だと思っている。
「考えない」は「無私になる」とも、「何も思わず、淡々と進める行為」とも言える。
いつも自我を出してアレコレ思考しているせいで、辛い人生になっているのなら、要は自分にブレーキをかけまくっているせいで、大きな不安や不満を抱えるハメになっていて、大いに苦しんでいるのなら、何も考えない時間を増やしてみてはいかがだろうか。
周りの人にグチをこぼす頻度が減り、「うわぁ、また始まった・・・・」と思われる機会も減るはずだ。
グチが多い人のそばにいると、私のような虚弱体質の女も元気な若者も結構辛くなるから生き方を改めて、「グチは聞きはするけど、(自分は)言わない人」になってください。
よろしくお願いします😀