
私が現在、住んでいる場所、千葉県。
今日も千葉のニュースに目を通していると、ふと「トキワ荘プロジェクト」に関する記事が目に飛び込んできた。
シェアハウスと言えば、まだ「複数の人が住んでいる簡素な賃貸物件」とか、「アカの他人と住む格安一軒家」とか考えている人がいるかもしれないが、今やそんな単純な物件ばかりではない。
実に様々なシェアハウスがあるもので、あなたもまだ、それを知らないのなら、ぜひこの記事に目を通してほしい。
シェアハウスで暮らしたくなるかもしれない😀
目次
そもそもトキワ荘プロジェクトとは?
「トキワ荘」と聞けば、「マンガ家の住む家」とか、「手塚治虫」とか、「藤子・F・不二雄」ら等を連想する人が多い。
あなたも著名な漫画家の名前を思い出したのではないだろうか。
「トキワ荘プロジェクト」は彼ら有名漫画家が住んでいたアパート「トキワ荘」と無縁ではない。
以下、「トキワ荘プロジェクト」を運営する特定非営利活動法人LEGIKAが公開しているホームページからの引用。
トキワ荘プロジェクトは2006年8月から、経済的に自立が難しい若手クリエイターを支援するため、漫画家育成支援事業を開始しました。
トキワ荘プロジェクトにはこれまでに600名以上が漫画家・漫画家志望が参加し、120名以上が入居後にプロデビューしています。
クリエイター同士の共同生活という環境下で、自然発生する競争の中で自分の強みを見出し、具体的な制作活動を通じて職業人としての力を磨いていく場所として、今でも多くの漫画家や漫画家志望が参加をしています。
出典:トキワ荘プロジェクト(令和6年11月3日閲覧):
「トキワ荘プロジェクトとは」
https://www.tokiwa-so.net/tokiwa-so/about
「トキワ荘プロジェクト」とは要するに、偉大な漫画家を誕生させるために生み出された企画・試みであり、千葉県の他、東京都にもあるシェアハウスに漫画家や漫画家を目指す人を集めて共生させ、数多くの傑作を生み出そうという意気込みを具体化したものでもあるのだ。
現在のシェアハウス事情
シェアハウスの数は2023年現在の時点で既に国内だけでも5,000軒を超えており1、もはや「家賃を抑えれば、応募者はいくらでも集まるだろう」と思っている運営者の元には、簡単には人が集まらない。
東京や千葉のような、人がわんさかいる地域であれ、有名なシェアハウス検索サイトに登録しても、長く満室にならないケースが珍しくないようだ。
今やシェアハウスにも芸能人や歌手、大学やテーマパーク等と同じく「個性」のような、「他とは違う強烈な何か」が必要なのであり、「安さ」以外の付加価値がない物件は人が集まりにくい傾向にある。
そのためなのか、現在は安さ以外の「ウリ」を全面に押し出した物件がたくさんあるし、先にご紹介した「トキワ荘プロジェクト」をウリとしたシェアハウスは、あくまで、その一つに過ぎない。
この点はシェアハウスへの入居を考える側にとっては、「もはや個性豊かな物件が多数ある状況」とも言える。
今やシェアハウスは多種多様
「シェアハウスなんて、家賃が安いだけでしょ?」「裕福とは言えない若者が集まって暮らしてる、できれば近寄りたくない建物」なんて考えは、今の時代、ただの思いこみに過ぎない。
現在のシェアハウスは実に多種多様で、入居者の職種も性質も様々。国籍や立場、国籍すら様々。
中国から来日中の留学生もいれば、お仕事の都合でフランスからやって来た若手社員もいる。南米や北米からやって来た人達もいる。同時に公的機関で働く日本人もいる。
ちなみに千葉の某シェアハウスに住んでいる私は日本生まれのライター。放送大学の学生でもある。
また毎月ハウス内で交流会や講演を行っている賑やかな物件もあれば、農業体験のような貴重な体験ができるシェアハウスもある。外国人との交流をウリとし、頻繁に交流会を開いている物件もあるようだ。
いつまでも「シェアハウスは○○なんでしょ?」なんて思っていてはいけない。
「お金がない人達が住んでいる、ただの格安賃貸物件」という枠に収まらないシェアハウスが、今やあまりにもたくさんあるのだから。
「毎日、退屈。変わり映えしない。このままでいいのかな?」とか、「一人暮らしはつまんない。寂しいし、出会いがない!」とか思っているのなら、あなたも明るい未来が見えるシェアハウスに、思い切って引っ越してみてはいかがだろうか。
あなたの元にも、「入居して良かった!」と思える日々が訪れるかもしれない。
【注記】
- 既に6,000軒近いシェアハウスが日本には存在している。
全国賃貸住宅新聞 電子版(令和6年11月4日閲覧):
シェアハウス、供給増加傾向
https://www.zenchin.com/news/content-1500.php ↩︎
参考サイト:
トキワ荘プロジェクト(令和6年11月3日閲覧):https://www.tokiwa-so.net/