
今は大学に進学する人が増え、大卒者が珍しくなくなった時代とはいえ、案外、知られていない事実がある。
それが「学位の取得数の上限」だ。
この記事ではこの事実に関する事柄をお伝えしていくので、学生も、大学や大学院に興味がある社会人も、ぜひ目を通してほしい。
目次
そもそも学位とは?
まず「学位」とは「学士」「修士」「博士」「短期大学士」などがそうで、要するに高校を卒業した後に通う学校でもらえる称号が、「学位」
ちなみに明治や大正時代、日本では大学生も「エリート」の一員扱いされていたが、今はそうは考えられていないので、「大学なんて行くだけムダ。学位なんて役には立たない」と本気で考えている人達がいる。
実際は「役には立たない」わけではない。これは断言できる。
なぜなら学位の有無が就職できるか否かを決めるときもあれば、お給料の額に差をつけられるときもあるからだ。
国内外には今も「大卒以上」でなければ採用しない会社があるし、大学で学んでいなければ就けない職もある。
学士・修士は、いくつでも取得できる
で、この学位。
文部科学省高等教育局大学教育・入試課法規係によれば、2024年の時点では「(学位の)取得数について法令上の定めはない」し、「学士・修士は、いくつでも取得できる」そうな。
文部科学省に問い合わせたら、後日、入試課法規係から上記の返答が届いた。
※文部科学省の問い合わせサイト※
https://www.mext.go.jp/mail/index.html#002
だけど学士号にせよ修士号にせよ、日本では大半の人が、せいぜい一つ取得して終わりにしている気がする。
もったいない!
大学が発行している教科書は結構、面白いのに・・・・
色々な大学、大学院が社会人を歓迎しているというのに・・・・
他大学で学位取得済みであれ、歓迎されるというのに!
たとえば私。
20代の頃に学士号と修士号を取得しているけれども、30代で放送大学の生徒になった。
「仕事の合間にお安く学べそう、面白そう」なんてフザケた理由から願書を提出したのだが、あっさり入学に必要な手続き方法が記された書類が届いた。
現在持っている学士号と修士号は放送大学で取得したものではないし、今も放送大学の生徒で、毎年、単位を取り続けている。
社会人もご年配も進学を躊躇する必要はない
年齢制限もないようなので、「学士号を既に取得済みだけど、もう一度、大学に通いたい。◯◯を学びたい」と思っているのなら、あなたも、どこかの大学の生徒になってみてはいかがだろうか。
あなたが20代の社会人であれ、ご年配であれ、遠慮する必要はない。躊躇する必要もない。大学も大学院も、あなたを歓迎してくれるはずだ。
ゆえに通信制大学の生徒になるも良し。4年制大学の昼間部に通うも良し。夜間部に通うも、また良し!
もちろん、同じシェアハウスに住む友人を誘って、大学生になる手もアリだし、それも良しだ。
学生になったおかげで、思わぬ発見と幸運に恵まれる可能性があるよ。
いくつになっても向上心と学習意欲を持っていよう😀✨
参考サイト:
厚生労働省「学位及び称号について」https://www.mhlw.go.jp/index.html(令和6年8月26日 閲覧)
文部科学省「諸外国の大学入学における要件(概要)」https://www.mext.go.jp/(令和6年8月26日 閲覧)