
シェアハウスに入居したからには他の入居者との接触は避けられない。
「できれば避けたい!」と考え、シェアメイトから逃げ回っていても、ふいに顔を合わせるハメになる。あなたにも身に覚えがあるのでは?
コミュニケーションは面倒に思えるときもあるから、避けたくなっても仕方がない。
ただ身近にいる人間から距離を置き続ける行為は人に、ストレスや疲れをもたらすもので、それらは積もり積もると本人の心身を病ませる。
うつ病になったり、健康なはずなのに痛みやかゆみ、喉の腫れといった症状が出るようになったりする。
男性も女性も、心身の健康と健全さを保ちたいのなら、他人との接触を避け続けてはいけない。特に身近な人とは仲良くしておこう。
この記事ではアカの他人と仲良くなるコツをご紹介していくので、今現在は元気な人も、心身が「なにかおかしい」と感じている人も、ぜひ目を通してほしい。
体重を気にしている人も参考にしてもらいたい。
目次
他者と仲良くなるコツ
それは以下の9つ。
いずれも相手が同性であれ、異性であれ、押さえておいて損はないものばかりだから、ぜひ覚えておいてほしい。
- 身なりに気を配る
- 顔を合わせたときは自分から挨拶する
- 自己開示を惜しまない
- リラックスして笑顔
- 相手に期待しない
- 好きの気持ちを表に出す
- 自分から、どんどん与える
- 積極的に聞き役に回る
- 会話を弾ませる
以下から順に解説する。
①身なりに気を配る
人はきちんとした身なりの人物に好感を持つ。
あなたもそうであるはずだ。過去に出会った「第一印象が良かった人」を思い出してほしい。皆、きちんとした格好をしていたはずだ。
一方、人はあまりにだらしがない格好をした人物には好感を抱かないもので、「不潔な人」とか、「みっともないし、臭い」とか思ってしまうもの。女性は特にそうだ。
他者と仲良くしたいなら、面倒に感じても、自宅(シェアハウス)にいるときであれ、身なりには気を配っておこう。
②顔を合わせたときは自分から挨拶する
もし自宅にいるとき、他のシェアメイトや管理員さんと顔を合わせたなら、無言でスルーしてはならない。悪い印象を与えてしまう。「嫌われているのかもしれない」と思われる恐れもある。
身近にいる人に誤解や勘違いをされたくないのなら、それに相手と親しくなりたいと思っているのなら、誰かと顔を合わせたときは自分から挨拶をして、時間に余裕があるのなら雑談に誘おう。
③自己開示を惜しまない
自己開示とは相手の前で自分をオープンにすること。つまり自分を隠さず言葉に出すこと。
自分の名前や趣味、お仕事内容など。明かしても問題ないものは、どんどん開示しよう。
男性も女性も、自分を隠してばかりの「ミステリアスな人」よりも、事実や本音をサラッと、きちんと伝えてくれる人の方に好感を持つし、自己開示がきっかけで会話が弾む場合もある。
「私の趣味はスポーツ!」と伝えたおかげで、相手に「私も!実は毎日・・・・」と言ってもらえて話に花が咲いた、なんてケースは決して珍しくない。
④リラックスして笑顔
コミュニケーションや他人が苦手な人は、往々にして表情が固い。
この点は男女共通で、表情がこわばっていて、やや不自然。
緊張しやすいタイプなら表情のこわばりは仕方がないかもしれないけれども、そんな表情は向かい合った相手に緊張やプレッシャーを感じさせてしまう。
自分の部屋にいるときも、部屋を離れているときも、できるだけリラックスしておこう。肩の力を抜いておけば、相手の前で笑顔を作れるはずだ。
他人と向かい合ったときは笑顔を惜しまず、どんどん明るい顔を見せよう。
会話が弾みやすくなるし、好印象を与えやすくもなる。
⑤相手に期待しない
嫌われやすい人は「他人に期待し過ぎの人」でもある。
「好かれたい」気持ちが強かったり、自分をチヤホヤすることを相手に求めていたりする。優しさや服従を求めている人もいれば、報酬や褒め言葉を求めてしまっている男女もいる。
彼らは必ず「見返り」を期待している。
ただ見返りは必ず得られるものではないし、見返りを期待している人は他者の目に「あざとい」と映ってしまうときもあれば、「うざい」と思われるときもあるから、当然、嫌われやすい。
他者と仲良くなりたいのなら、それに両者の間に深い溝を作りたくないのなら、相手が身近な人であれ、遠くにいる人であれ、何かを期待してはならない。
せいぜい「あなたと一緒に楽しい時間を過ごしたい!」程度の気持ちを持っておく程度にしておこう。
⑥好きの気持ちを表に出す
男性も女性も案外、敏感なもので、相手に嫌われている場合、いずれはそうと気づく。
あなたもある人に対し、「この人には嫌われてるんだろうな」と思えた瞬間がないだろうか。他の人も、相手の本音は何となく分かってしまうものなのだ。
それに相手に「嫌われてそう」なんて思われてしまった場合、もう簡単には親しくなれない。
他者を安易に嫌ってはならない。
相手が誰であれ、他人を目の前にしたときは「あなたと仲良くなりたい。あなたが好き!」と考え、その気持ちを表に出そう。
笑顔を見せたり、相手を褒めたり、気軽にお礼を言ったりしよう。
⑦自分から、どんどん与える
出し惜しみする人は嫌われたり、「ミステリアスな人」と思われたりする。
他者と仲良くなりたいのなら、自己開示や笑顔を惜しんではいけないし、お手伝いや気配りも積極的に行おう。
相手を喜ばせる行為を、自分からどんどん行えば、「手強い」と周囲に思われている人とすら仲良くなれるものだ。
⑧積極的に聞き役に回る
誰だって、ずっと聞き役にされたらストレスを感じる。
「この人、自分ばっかり話してる」「時間がないのに、べらべらと。ウルサイし、イライラする」等と思われる場合もある。
相手が同僚であれ、シェアメイトであれ、自分ばかり話してはならない。相手の話をしっかり聞こう。
会話は「自分が話す:相手の話を聞く」ことで成立するが、割合は「4:6」くらいが無難。
自分が話している時間より、相手の話を聞く時間をやや長く取ると、会話が弾みやすくなるし、好感を得やすい。
⑨会話を弾ませる
会話を軽く見て、人と向かい合っているとき、無心になっている人がいる。
彼らは会話の進行役もネタを考える役目も何もかも相手任せにしてしまっている。これでは会話が弾むわけがないし、「仲良くなりたい。この人を、もっと知りたい」とは思ってもらえない。相手が女性であれ、男性であれ、この点も共通だ。
会話相手が誰であれ、コミュニケーションを取っているときは気配りも大切。努力して会話を弾ませよう。相手が無心であれ、自分は手を抜いてはいけない。
会話中の努力は往々にして報われるものだ。
孤独は人を太らせる!?
他者と仲良くなるコツを見て、「大変そう!」と思ったかもしれないが、実行して損はない。
あなたが肥満に悩んでいるのなら、大変そうでも、他者と仲良くなる努力を省略してはならない。
なぜなら孤独は先にご紹介したとおり疲労やストレスを生むし、人を欲求不満の状態にもしてしまうからだ。
最近、読んだ本に、以下のように書かれていた。
精神医学の専門家の話によれば、さまざまな欲望を抑えられた状態にしておくと、そのエネルギーが食べるという行動に向けられるのだという。不安が、食べる快感によって、一時的に打ち消されるわけである。
引用:小倉玄照(1960年10月16日)『禪院おりおり』
株式会社 大東出版 32ページ
つまり人は欲求不満をいつまでもそのままにしておくと、食欲を抑えきれなくなる、というわけだ。
コミュニケーションから得られる楽しみや喜び、達成感や開放感を得られなくなったとき、人は性別や年齢を問わず、大食いになり、太る。
「自由と喜びが存在しない日々が長く続くと、人は太る」とも言える。
あなたにも思いあたる節があるのではないだろうか。
まずはリラックスすることから💖
今は健康な人も、心身に不調を抱えている人も、それに「これ以上、太りたくない。痩せたい」と思っている人も、「毎日が退屈で仕方ない。それに寂しい!」人も、周囲の人とのコミュニケーションを避けてはならない。
好きの気持ちを全開にしたり、表情を明るくしたりして、周りにいる人と仲良くなろう。
友人や頼りになる人をたくさん作れば、あなたが今抱えている問題は解決するはずだ。
まずは人前ではリラックスして、相手の前で笑顔を作ることから始めてみよう😊✨
参考文献:
小倉玄照(1960年10月16日)『禪院おりおり』株式会社 大東出版 初版