
2024年現在。
シェアハウスには主に若者が住んでいる。シェアメイトは大抵、10代後半から30代前半までの男女、というわけだ。
彼らは学生だったり、会社員だったり、無職の期間を楽しんでいたりする。
いずれにせよ、めいめい自分の人生を歩んでいるわけだから、「そんな彼らの中に、自分が入りこんでも大丈夫なのだろうか?」と、心配している40代や50代の人もいるはずだ。
あなたもそうなら安心してほしい。
現在点ではシェアメイトの多くは確かに若者だが、40歳以上の入居者もきちんといるし、その数は恐らく、これから増える。
目次
調査結果と現在
国土交通省の調べによれば、2017年の時点では、シェアハウスの住人のおよそ70%が35歳未満だった1。
同時に40歳以上、60歳未満、それに65歳以上も、それぞれ5%づついると判明している。
2010年代から40歳以上の入居者もシェアハウスにはいたし、現在はあなたもご存知のとおり、2010年代よりも高齢化社会の度合いが進んでいる。
恐らく40代や50代の入居者の数も増えている。
「年齢制限なし」のシェアハウスも2010年代に比べると、数が増えているようだ。
40歳以上の人向けのシェアハウスも登場
現時点でもシェアメイトの大半は若者だが2、今後、逆転する可能性はゼロではない。
高齢化社会がさらに進み、40歳以上の男女がシェアハウスの住人の大半を占める可能性もある──
投機家や投資家、持ち家所有者のなかにも同じような考えをした人達がいるのか。
今や色々な場所で一軒家を「40歳以上の人向けのシェアハウス」に改築する動きが出ている。インターネットで少し探しただけでも「一軒家をシニア向けシェアハウスに改築しました!」という例が複数見つかる。
また先にお伝えしたとおり、何歳でも入れるシェアハウスも、今やいくつもある。
現在、「私は50歳近いけど、大丈夫かしら?」などと思っていても、入居をちゅうちょする必要はない。
「シェアハウスに住みたい」と思えたなら、入居可能な物件探しに取りかかろう。
物件探しの際の注意点
ほとんどのシェアハウスは当然ながら、「誰でもOK。入居希望なら、あなたが何者であれ受け入れます!」というわけではない。
「女性のみ入居可」と定めている物件もあれば、「35歳以上は入居禁止」としているシェアハウスもある。
シェアハウスにはそれぞれ個性・方針・規則・入居条件があるから、物件探しの際はこれらをきちんと確認する必要がある。
あなたが例えば40歳の女性で会社員なら、「年齢制限無し。女性の入居可。空き部屋アリ」の物件を狙おう。入居できる可能性が高い。
それにその物件の個性は自分に合っているかもチェックしよう。
「一人でいる時間が好きだし、賑やかなお家は苦手。人付き合いも好きじゃない」場合、「入居者間の触れ合いや会話を重視。ハウス内イベントも定期的に開催。入居者には若い人が多く、皆、毎日、個室や共用部で和気あいあいと過ごしています!」なんて物件に住んでしまった場合、すぐに居心地の悪さを感じるだろう。
またハウスルールをとてもたくさん設けていて、厳守を要求する、入居者に厳しいシェアハウスもある。
「おうちではマッタリ過ごしたい」と考えている人の場合、このような物件に入居してしまったら、すぐに入居を後悔するだろう。
自分に合った物件に入居したいのなら?
シェアハウス探しているときは、各物件の入居条件はもちろん、方針や個性(ウリとも言える)、規則なども、きちんと確認しよう。
これらをきちんとチェックして、「この物件なら、入居を後悔しないだろう」と思える物件を見つけよう。
それにその物件には必ず足を運んで内見しよう。
担当者に実物を見せてもらい、「ここに住もう!」と思える物件に決めれば、引越し後、入居を後悔する可能性は低い。
なお「内見なんて大変そう。リモート内見で十分では?」と思うかもしれないが、直接内見を強くオススメする。
なぜなら実物と映像はしばしば異なるからだ。映像は物件の雰囲気や香りを伝えられない。清潔感も、建物周辺の治安の善し悪しも伝えきれない。
だから「いざ実物の前に立ったとき愕然とした」なんてオチもあり得る。
お家は毎日お世話になるものだし、引っ越しは誰にとっても容易ではない。あなたにとっても、そうであるはずだ。
少しの手間を惜しんだせいで「入居後、間もなくの引っ越し」という災難を抱え込むハメになってしまった先輩たちの二の舞いになってはならない。
住みたいと思える物件が見つかったら、忙しくても、面倒でも必ず現地に足を運んで、物件の内外を見て回ろう。
物件探し、頑張って❗😀
【注記】