「お金を節約したい。少しでも出費を減らしたい」との理由からシェアハウスに入居する人は少なくない。

あなたの入居目的も「お金の節約」なのでは?

それにムダ遣いを減らしたいのに、家計簿を付けていないのではないだろうか?

家計簿を付ければ、毎月、何に、どのくらい支払ったのか、すぐに分かるようになるので節約がはかどるのだが、「面倒くさい」「三日坊主で終わりそう」なんて考えて、家計簿を付けない男女は多い。

あなたも彼らの一人なら、それにクレジットカードをお持ちなら、そのカードの「Web明細」を会計簿代わりにしてしまおう!

目次

クレジットカードを家計簿にするには?

方法は実に簡単。

クレジットカード会社が運営している Webサービスに申し込み、オンライン上で利用履歴を確認できるようにする。

→利用履歴は「Web明細」とも呼ばれている。

Web明細はタブレットやパソコン、スマートフォンを使えば、簡単に確認できる。

買い物はできるだけ Webサービス利用中のクレジットカードで行う。

→スーパーでもドラッグストアでも通販サイトでもクレジットカードを利用しよう。

──たったこれだけでOK

①と②を実践すれば、クレジットカード会社のWebサービス上で確認できる明細は、あなたにとって「電子化された家計簿」とも、「24時間いつでもチェック可能な家計ノート」とも言えるものになってくれる。

②まで完了したら、あとは毎日、Webサービスにアクセスして、日々の買い物の履歴を追うとか、毎月、一度、Web明細を確認するとかすればいいだけ。

なおクレジットカードを一枚に絞っている場合、日々の購入履歴や利用金額を確認しやすい。

ムダな手間暇を省きたいのなら、クレジットカードは一枚か、せいぜい二枚にしておこう。

クレジットカードを家計簿にする、その他のメリット

カードのWeb明細を家計簿にするメリットは多い。

先ほどお伝えした「お金の流れが見える」「24時間いつでも確認できる」は、あくまでメリットの一部。

メリットには他にも以下のものが挙げられる。

①紙にわざわざ購入品などを書かなくて良いし、合計金額がいくらか計算する必要もない

→つまり書いたり計算したりする手間も、鉛筆や電卓も要らない。

②紙代だの筆記具代だのが不要

→紙や筆記具を捨てる手間も不要。不要だからゴミも出ない。書けなくなったノートや鉛筆を捨てる必要がない。

③クレジットカードを店舗で利用すると、速やかにWeb明細に反映される

→紙のノートを家計簿にしている場合、どうしても「書き漏らし」が生まれるが、Webサービスの場合、それがないし、滅多に「利用履歴がなかなか反映されない!」と思わされない。

たまに遅い場合があるが、これは単に「購入履歴をクレジットカード会社に送信するタイミングが店舗によって異なり、送信が遅いお店もある」ため。良くも悪くも利用履歴はいずれ必ずWeb明細に反映される

④無料のWebサービスを利用すれば、24時間、いつでもタダで出費の確認が可能

→支払い履歴を確認すれば、最近の出費はもちろん、数ヶ月前の出費の合計金額から利用店舗名まで確認できる。

⑤毎月、明細画面をキャプチャ、あるいはスクショ(スクリーンショット)して保管しておけば、いずれ明細の量が膨大になる。何年分もの購入履歴が手に入る1

⑥毎月の出費が減れば欲しい物が手に入ったり、目的を達成できたりする

→夢や目標を持っている男女にとっては、かなり嬉しいメリット

⑦他人に家計簿をのぞかれる可能性が極めて低い

→紙の家計簿だと、部屋に入ってきた家族や友人に見られる恐れがあるが、Web明細の場合、勝手に他人にのぞがれる可能性はほぼない。

明細を閲覧するにはログインパスワードなりIDなりが必要だからだ。

⑧お金の流れを手軽に、安全に確認できるようになるので節約がはかどる

→毎月、いくら使ったか。気軽に確認できてしまうと、お金を使い過ぎていた人は自然と財布の紐を締めたくなる。

⑨クレジットカードの獲得ポイントの額が上がる

→カードは大抵、使えば使うほど換金などができるポイントの額が上がる。カードを家計簿代わりにすれば、自然とカードの利用額が上がり、獲得ポイントが増える。

──クレジットカードを家計簿にするメリットには、このようなものも挙げられる。

Web明細の唯一の欠点(?)

クレジットカードの家計簿化はオススメできるくらい魅力がいっぱいだ。

ただしWeb明細も万能ではない。欠点と呼べる物が一つもないサービスではない

つまり「利用した店舗はWeb明細で確認できるが、購入した物の名称は明細には記載されないので確認できない」という、欠点とも呼べるものが、少なくともある。

Web明細には「カード利用日、購入したお店の名前、支払い回数、利用金額の合計、その月の利用金額の合計」くらいしか記載されない。

このため例えばカードを使い、9月2日にA食品店で食品を複数購入した場合、確認できる情報は「9/2 A食品店 一回払い 2,000円 9月の利用金額総計5,000円」等となる。

とはいえ店舗名を見れば何を購入したのか、およそ検討がつくし、何より「いつ、どこで、何円分、購入したのか」と「一ヶ月で合計いくら使ったのか」が分かるだけで、節約は案外はかどる。

お金を使い過ぎている場合、すぐにそうと分かるからだ。

今の利益より未来の利益を優先しよう

まだカードのWeb明細を家計簿代わりにしていないのなら、さっそくカードのホームページにアクセスして、Webサービスに申し込もう。

あなたも今以上に、お金も手間も節約できるようになるはずだ。

「面倒くさい」なんて思える場合、あなたは「現在バイアス2」の呪縛に囚われているのかもしれない。

将来得られる利益よりも、今すぐに得られる利益を優先する人間に、なってしまっている可能性がある。

この手の人は往々にしてお金の管理だけでなく使い方も下手。「お金を有意義に使いたい」と思っていても叶わない。現在バイアスに囚われている人とは要するに「大きな望みが叶いにくいタイプ3」なのだ。

身に覚えがあるなら、すぐに得られる利益よりも、将来得られる利益を優先しよう

これから家計簿の電子化を行おう。

いずれ「節約したおかげで欲しい物を買えた!」なんて言える人になろう😀✨

【注記】

  1. 「当時の私は毎月、こんなに使っていたのか」とか、「こんなに買い物をしていた時期もあったな」とか思える。 ↩︎
  2. 現在バイアスについて詳しく知りたいのなら、以下の記事をどうぞ。
    【別記事】望みが叶わない理由はコレかも!現在バイアスの呪縛 ↩︎
  3. ちなみにこの手の人は今やどこにでもいる。「ダイエットしなきゃ!」と思っていながら、しょっちゅう高カロリー食品を平らげてしまう人や、「もっと自分の部屋も共有部も清掃しなきゃ」と思っていながら、いつまでもできないでいるシェアハウスの住人などがそうで、否定できない場合、あなたもやはり現在バイアスに囚われている。 ↩︎

参考サイト:

三菱UFJニコス「クレジットカードのWEB利用明細の見方やメリット、活用法を紹介」
https://www.cr.mufg.jp/mycard/knowledge/22021/index.html(令和6年9月1日 閲覧)

みんなのマネ活「クレジットカードの支払い情報が利用明細や利用可能額に反映されるタイミングをわかりやすく解説」
https://www.rakuten-card.co.jp/(令和6年9月1日 閲覧)

ファイナンシャルアカデミー「こまかな家計簿は不要! クレカの明細で簡単家計管理を」
https://www.f-academy.jp/contents/column/?p=26321(令和6年9月1日 閲覧)

九州カード「『紙の明細』から『WEB明細』へ!メリットを7つご紹介」
https://www.kyushu-card.co.jp/get_card_personal/magazine/sp/20231001/(令和6年9月1日 閲覧)

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