
【注】この記事は人生で最良の同居人との思い出と、我が知人達に言いたいコトをまとめただけのものです。
21世紀の初め頃。
要は20代の頃、私は東京にある大学・大学院に通った。
その間、知人の家に居候していた。
理由は「知人の家は学校に近いから」だ。
私は今も昔も安易な理由で動くダメ人間だけど、我が知人は違った。
目次
私の最良の同居人は「適度に放置してくれる頼もしい人」
知人は常に私にはほぼ無干渉を貫いていて、滅多に話しかけてこなかった。
要は用事がなければ話しかけてこず、部屋に閉じこもって仕事をしたり、外出したりしていた。
けれど、私が話しかけると色々なことを語ってくれるし、有益なアドバイスまでくれる人だった。
いざというときも、そうではないときも、こちらが望めば力になってくれる人でもあった。
あなたはこのような人を「いざというときは頼もしい人になるようだけど、なんだか無責任!」と感じるかもしれないが、相手のその無責任さのおかげで私は勉学に集中できたし、友達達付き合いを楽しめた。夏休みや冬休みにはアルバイトに励めた。
・・・・のだが、当時の私は知人のような人は初めてお目にかかったし、この頃もまだ世間知らずで、今以上に愚かだった。
だから相手の価値に気づけず、ずいぶんご迷惑をおかけしてしまった。
今なら「我が道を行く自分にとって最良の同居人とは、適度に放置してくれる頼もしい人」だと思えるし、知人に心から感謝できる。
でも当時、あまりにもバカだった私はロクに感謝していなかった。
だから散々、ご迷惑をおかけしてしまった。
知人や皆さんに言いたいコト
大学院を修了してからも、私はしばらくの間、知人の家に居候していたが、住んでいたアパートの取り壊しが決まり、相手は東京を離れると決めた。
そのため十年以上前のある日、私の「知人宅での生活」も終わりを迎えた。
今ならあの人に心から感謝できるし、心の底からお詫びできる。
もしどこかで再会できたなら、「何度もご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。当時は本当に、本当にお世話になりました。ありがとうございました」と言いたいし、深く頭を下げたい。
それに皆さんはどうか、良い同居人に巡り会えたなら、感謝の気持ちと笑顔を忘れず、相手の前ではできるだけ朗らかで親切な人でいてあげてください。
きっと深く後悔せずにすむはずです🙂