
現在、シェアハウスに入居中なら?
ひょっとしたら「同居人の◯◯、ムカつく」なんて思っているかもしれない。
あるいは「とっても楽しい。同居人は皆、いい人だし、仕事も上手く行ってて順調♪」と思っているだろうか。
どう思っているにせよ、ちょっと振り返っていただきたい。
普段、他の同居人達を、どの程度、気遣えているだろうか?
あなたは大人だろうか?
目次
かつて大人ではない人達が確かにいた
私はこれまで大抵、誰かと住んでいた。一人暮らしをした経験はあるけれど、期間はとても短い。
独身で共同生活がやたらと長い人間は、ひょっとしたら珍しいかもしれない。
私の場合、実家を離れてから既に20年くらい経つけれど、その約20年のうち、一人暮らしに費やした期間は3年程度で、ほぼずっと色々な場所で同居生活を送っている。
その間、実に色々な人物と出会った。
私は今も昔も大雑把で、お仕事以外は雑に行ってしまう人間なので、至らない点を指摘してくれる人もいれば、頼りになる親切な人もいた。
他人を全く気遣わないし、遠慮もしない外国人もいれば、「『自分は周囲を気遣えている』と思っていそうだけど、ほとんど気遣えていないし、気遣いの仕方も下手くそだなぁ」と思える人もいた。
本当に様々な人と出会い、色々な話題を語り合った。
ただ今、振り返ると、他人を全く気遣わない人や、気遣いが足りていないと私にすら思える人達は、「大人」ではなかった。
そもそも大人とは?
私は「成人した人、すなわち大人」とは思っていない。
大人とは少なくとも「誰かに指摘されなくても自分で気づくか、自分から周囲の人に質問して学び、自身の至らない点をどんどん改善していく人物」だと思っている。
要するに他人に迷惑をかけず、見苦しい姿も見せず、ガンガン成長できる人が大人だと思っている。
あなたは「私に不満があるのなら、ちゃんと言ってほしい。文句も、面と向かって言って」等と思っていないだろうか?
周囲の男女はひょっとしたら、「もう良い年なんだから、自分の至らない点くらい自分で気づいて、自力で改善してほしい。成人してる人に、いちいちアレコレ言いたくない」と考えているのかもしれない。
周りの男女は大人なのかもしれない。
シェアハウスに入居できているのだから、あなたはもう18歳以上のはずだ。
それなのにまだ「誰かに指摘されなければ、何も自覚できない。大人がそばにいてくれなければ掃除すらきちんとできない、愚かで、か弱い存在」なのだろうか?
いまだに「未熟者」のままなのだろうか?
このような人物は、日本の大人にも、他所の国の大人たちにも「子供1」と呼ばれている。
自分は子供のままのように思えるのなら、大人になろう。
シェアハウスで求められている人材とは結局、大人であるし、アカの他人とも上手く付き合える人でもある。
つまり大人とはシェアハウス暮らしもお仕事も上手くいくタイプとも言えるからだ。
大人になるとお得がいっぱい
「大人になんてなりたくない」と思っている子供も成人もいるようだが、その発想はもったいないと思っている。大人になると生きやすくなるからだ。
周囲の人に感謝されたり、褒められたり、一目置かれたりするためにね😊
ついでに言うと、大人は大人に信用されるから、権力者のような多くの権限を持った人にも、裕福な人や立派な男女にも本音を話してもらえるし、とても賢い人から有益な助言をもらえるときもある。
少なくとも嫌がられないので周りの人と衝突しなくなり、住まいやお仕事を転々としなくて良くなる。
だから現在、「大人になんてなりたくない!」と真剣に思っている人も、「同居人の◯◯、ムカつく」と思っている人も、「シェアメイトと上手く付き合えてる」と考えている男女も───
「人生、上手く行ってる。他人に要求ばかりして、やる気や体力を奪い続けている人間(すなわち『子供』)がたくさんいる環境でもない限り、適応できる」わけではないのなら、振り返ってみてほしい。
「自分は大人であるのか?」を。
自分は至らない点を、誰かに指摘される前に改善できる人間だろうか?
他人を不快にさせない振る舞いができているのだろうか?
共用部を汚しておきながら、きちんと片付ける前に部屋に戻ったり、毎日、長時間、浴室や台所を占拠したりしていないだろうか?
早朝だろうが深夜だろうが、扉を強く閉めて大きな物音を発生させ、他の入居者を不快な気持ちにしていないだろうか?
「自分は大人とは言えないかもしれない」と思えたなら、あなたも大人になろう。
大人になっておいて損はない。
頑張って!😄✨
【注】ちょっと追記
最近、明らかに親に「適切な躾」をしてもらえていない成人を見かけた。
相手を観察しているうちに、「適切な躾をされていない人物は男性も女性も、周囲の人に何度も指摘されないと大人になれないのだろうなぁ」と思えたためなのか。この記事を書きたくなってしまった2。
今は我が子への躾を軽視する人が非常に多い。適切な躾は、いつの時代も子供にとっては不可欠なのに。親にしてもらえなかった場合、子はどうしても自分の躾を、他人にしてもらわなければならない。
第三者にとって「我が子への適切な躾を省略する親」は、当人に対する教育と指導を他人に丸投げする人物に等しい。
自分の子供を人様に「他人に迷惑をかけてばかりの子猿」から、「何事も自分の力で行える大人」にしてもらうようなもの、とも言える。
大人は「それは罰当たりな行為だし、迷惑行為でもあるので、やめてほしい」と思っている。
「言い訳や身勝手な自己主張を繰り返していないで、我が子の躾は親のあなたがしてください」とも思っている。
【注記】